オルゴール修理 その12016/11/14


 最近、壊れたオルゴールを入手しました。 このオルゴールが仕込まれていた

人形から取り出したものです。 もともとオルゴールが壊れていたことは知って

いましたが、人形そのものが欲しくて手に入れたのです。

ところが残念なことにその人形そのものが輸送途中で壊れてしまったので

せめてオルゴールだけでも復活させられないか考えました。

曲は 法政大学応援歌 「若き日の誇り」 のはずです。


 …ということで新品のオルゴールを入手し、シリンダーだけ交換することにしました。

備忘録として作業手順を記します。

長くなりますので、オルゴール修理編と 人形組み込み作業編に分けます。


まずはオルゴール修理編から。



 これが壊れた人形からはずした壊れたオルゴールです。

ゼンマイの不良で巻き上げることができません。


 
 インターネットで検索、送料込み300円で新品のオルゴールを見つけました。

曲が記録されている 「シリンダー」 という部品を交換してしまうので、新品の

オルゴールの曲はなんでも良く、シリンダーの突起をはじく櫛の部分 「振動板」 が

壊れた方のものと同じ18枚のものであればOKです。



 壊れたオルゴールからシリンダーをはずします。



 はずしたシリンダー。ここに名応援歌 「若き日の誇り」 が記録されているはずです。

「がきデカ」 のこまわりくんはレコードの溝を読んでいましたが、いくら眺めてみても

僕にはシリンダーの突起を読むことはできません。



 シリンダーをクリーニングします。音に影響があるかどうかは疑問ですが

やっぱり楽器はきれいにしとかなきゃね (自爆)



 新品のオルゴールのシリンダーもはずします。 とても簡単な作業です。
 


 そして 「新品のオルゴール本体」 に 「壊れたオルゴールのシリンダー」 を

取り付けます。 さらに振動板も取り付けます。


 最後にシリンダー上の突起と振動板とのクリアランスを微調整して完成です。


 ドキドキしつつゼンマイを巻き上げると…


「若き日の誇り」 の美しい旋律が部屋中に鳴り響きました!(それほどでもないか)


やたーやたー 大成功です。

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